つぶろぐ。

ちゅんちゅん、すずめがすき。

『木漏れ日に泳ぐ魚 -恩田陸-』夜中に書いた手紙を翌朝見たら赤面で足をバタつかせる感覚とミステリーの融合

感想は、びんみょ〜 であった。

 

 

 

概要

 

 

登場人物は男女2人のみ。

これから別々に生きていく事になった2人の最後の一夜の物語である。

 

とある人物の死を巡り2人はその時の事を語り合うが、徐々に記憶の齟齬を感じていく。

 

お互いが共通の思い出を話しているはずなのに記憶にズレがある。

語られる中で徐々に明らかになる真実。

 

あの男を殺したのは彼なのか彼女なのか。

なぜ2人の記憶にすれ違いが起きていたのか。

一つの事件をキッカケに記憶のズレの正体が明らかとなる。

 

 

とまぁこのような内容である。

 

 

 

2人の登場人物がいけすかない。

2人とも今のその境遇に単に酔ってるだけに見えてしまう。

なんとなくやりとりが小っ恥ずかしい。

 

 

サラミをナイフで切って食べる場面があるが、そもそも買い出しの時に、今夜話し合う部屋は引越し寸前で、何もないガランとした部屋なのは分かっているのだから一口サイズのジャッキーカルパスにすれば良いのに

 

 

とか、そんな些末な事が気になってしまう時点であまり入り込めなかった気がする。

 

 

読み易さは満点なので何も考えず読めたが、特に記憶に残る事もなかった。

 

 

一つだけ。

登場人物が買物をして、インスタものばかり買った時に、命のないものは軽いと思う場面がある。

 

つまり野菜などはズッシリと重みがある、と。

 

その場面が妙に印象に残っている。

 

特に本題とは関係はないが唯一印象に残ったシーンである。

 

 

 

 

 

 

『じゃあいまから雑談をします』と言って雑談する人間の正体を考える。

私は先日仕事が変わった。

連日座学が続く中、『品質管理部門』の男性が1時間の座学担当者として現れた。

同時入社われわれ4人に色々とレクチャーしてくれた。

 

滞りなく進み授業は55分で終わり、5分を残し終了した。

 

 

アナウンサーのような喋り方をする彼はおもむろに

5分余りましたね。それでは今から雑談をします。」

 

と、急な雑談宣言。

 

 

(雑談ってそんなふうに始まるもんなんか?!)

 

多分あの場にいた4人が皆思ったはずだ。

雑談と言うくらいなのだからもっと雑に、おラフに、何気無しに喋るものではないのか。

 

 

「それでは今から息をします」

と宣言するくらいの不自然さを感じてしまう。

 

 

彼の雑談しますと宣言して始まった雑談は会社近くのラーメン屋の話しであった。

 

 

 

「そしてここから近くて一番美味しいラーメン屋は〜……

 

少しの間があり時計に目をやる彼。

私もPCの時計を見た。

1時間ピッタリ経った。

 

「あ、はい。じゃ時間ですので。」

 

ささっと退出された。

 

 

イヤイヤイヤイヤ!

そこは一番美味しいラーメン屋を言ってから立ち去れよ!

 

と、おそらく内心全員ずっこけたと思う。

椅子から落ちそうになった。

 

もしあのピッタリのタイミングで立ち去るとう事を予め決めて話し始めていたとしたらなかなかに面白い人物だと思うが多分違う。

 

 

逆に私は彼とますます雑談したくなった。

今後仲良くなったら是非雑談してみよう。

 

 

浅草で手作り和菓子を体験する! -初めての練り切り編- 大汗に畳が汚れないかと心配になるもとりあえず大丈夫だったはなし。

場違いな程に大汗をかきながら向かった『茶禅』

 

 

最高気温36度のその日、私は自転車で浅草まで向かった。

 

 

 

表向きは茶色の雑居ビル。その5階にある『茶禅』

 

11:00開始だったが、5分前に入ったがもうすでにその日予約していた人達は来ていた。

 

大汗が畳に垂れないか心配しながら席に着く。よし大丈夫だ。

 

 

お子さん連れの方が2組、ご夫婦や女性同士など、総勢13名。

一人参加は私だけであった。

 

 

綺麗な着物を着られた御婦人と(お茶の先生)お手伝いの女性が一人いた。

 

 

まず本日作る和菓子を2つから選ぶ。

その日は「クジラ」と「うちわ」であった。

 

サンプルのうちわ。こんなに上手に作れるだろうか。

 

 

私は「うちわ」を作ろうと予め決めていたので迷うことなく「うちわでお願いします!」と伝えた。

人気は「クジラ」のようで「うちわ」チームは数人しか居なかった。

 

 

そうすると、目の前に色の付いた大小様々な大きさの餡子玉のセットが配られた。

 

どうやらこれを形成していくようだ。

 

 

レクチャーしてくれるお姉さんが

「水色の餡を丸めて」とか「白の餡を伸ばして」とか「緑を細くして」と、丁寧に解説。

 

言われた通りの手順で、餡子を丸めたり伸ばしたりちぎったり、竹の棒で線を入れたり。

 

 

和菓子職人さんがいかに器用かわかる。

全然綺麗な丸にならないし、整わないのだ。

 

 

 

完成したうちわ。見本と比べると歪さは否めない。

 

 

皆作り終えると写真撮影が始まる。

茶室は入る事は出来ず、外から撮影は可能とのことでパシャリ。

 

瀧の掛け軸がかかっており夏を演出していた。伸びた線が瀧の水飛沫を感じ涼やかだ。

 

 

 

先生に聞いたら「瀧ですよ。夏は飾る事が多いのですよ」とのこと。

 

 

お茶を淹れて下さり、茶筅(ちゃせん)を渡され、皆ぎこちない手付きで回す。

 

「上下左右に底に茶筅が当たらないように少し浮かして15秒程混ぜます。最後はのの字を書いて茶筅を器から出します。」

 

「まずはお菓子を頂いた後にお茶を頂きます。」

 

先生から教わる。

 

 

 

完成したお茶とお菓子

 

 

 

先程作ったお菓子を楊枝でクニュっと切って食べる。一口でもいけるがそれでは余りに趣きがないので申し訳なさげにちょっとずつ切って食べた。

 

 

美味い。

当たり前である。餡子はちゃんと用意して頂いたもの。形を作っただけなのだから不味くなりようもないが、やはり手作りの愛着で6割増しでウマイ。

 

 

 

時間は45分制。

残った時間でディスプレイされている商品や掛け軸、茶室などを許可を得て撮影したらあっという間に終わってしまった。

 

 

 

上段:器やお茶、道具なども販売している

下段:今回頂いたお茶

 

 

 

1人でも十分楽しめたし、スタッフの方、先生も優しく声を掛けて下さった。

 

 

暑い日に汗をかいて向かった浅草で、食べた練り切りとお茶が染みた。

帰り道ゲリラ豪雨にさらされたのも良い思い出だ。

 

茶室

 

ごちそうさまでした!